いがもちの里さんべ

喫茶店「いがもちの里 さんべ」では、稲花餅とコーヒーや抹茶などのドリンクセットが人気で、店内でゆっくり味わうことができます。またお持ち帰り用の稲花餅も販売されています。

稲花餅の誕生のきっかけは、天保(1830年～1844年)の時代に蔵王温泉の土産店「まるしち」の3代目となる孫七さんが伊勢参りに訪れ、その帰りに立ち寄った伊賀の国（現在の三重県）の茶店で出された笹餅の美味しさに大いに感動したことから始まりました。

孫七さんは茶店の主人に作り方を教わり、蔵王に持ち帰って多くの人に製法を伝えました。そこから長く親しまれる蔵王温泉街の名物になったのだそうです。