feel the ZAO 山形蔵王の四季を感じる旅

Special 特集記事

大自然が生み出す冬の絶景・蔵王の樹氷を見に行こう

樹氷の見頃やアクセス方法、ツアー情報をご紹介

山形蔵王の冬の絶景として名高い「樹氷(じゅひょう)」。樹氷の形成には3つの条件があり、国内で必要な条件をそろえている山域はごくわずか。世界的にもとても珍しく、海外からも多くの観光客が訪れます。

蔵王ではシベリア大陸からの季節風が蔵王連峰にぶつかり、多量の過冷却水滴と雪が常緑針葉樹であるアオモリトドマツに長時間吹きつけることで生まれます。

12月末頃から少しずつ成長し、大きくなった樹氷は別名「スノーモンスター」と呼ばれ、例年1月下旬から2月末までが見頃となっています。

真冬の雪山という過酷な自然環境の中にある樹氷を間近で鑑賞できるのは、全国でも蔵王だけ。ぜひ大自然が生んだ幻想的な景色を楽しんでみてくださいね。

蔵王温泉へのアクセス

【新幹線を利用する場合】

JR山形駅からバスで約45分

JR山形駅東口のバスターミナルから「蔵王温泉バスターミナル行き」に乗車し、「蔵王温泉バスターミナル」で下車しましょう。

・山交バス時刻表
https://www.yamakobus.jp/busroute1/z90/
樹氷が見頃を迎える冬季限定で「山形駅前~蔵王温泉バスターミナル間の往復バス乗車券」と「蔵王ロープウェイ乗車券」がセットになった樹氷観賞乗車券の販売があります。予約不要なので、希望する場合は山交バス山形駅前案内所で購入しましょう。

 

【飛行機を利用する場合】

おいしい山形空港から観光ライナーで約60分

山形空港と蔵王温泉を結ぶ観光ライナー(乗合タクシー)を運行しています。

降車場所が3つの停留所から選べるので「蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅」を選ぶと便利です。完全予約制のため、到着時間に合わせて忘れずに予約をしましょう。

・おいしい山形空港 バス・ライナー予約
https://transport.yamagata-airport.co.jp/

 


樹氷へのアクセス

気軽に樹氷を見に行くなら、ロープウェイの利用がおすすめです。蔵王温泉バスターミナルから、蔵王ロープウェイ「蔵王山麓駅」までは徒歩で約10分。そこから樹氷を見ることができる山頂へロープウェイを使って簡単にアクセスが可能です。

 

【蔵王ロープウェイで山頂へ】

蔵王山麓駅からロープウェイに乗り、樹氷高原駅で一度乗り継ぎをし、地蔵山頂駅へ向かいましょう。

蔵王山麓駅〜樹氷高原駅間は約7分、樹氷高原駅〜地蔵山頂駅間は約10分の空中散歩が楽しめます。

ロープウェイを降りれば、パノラマの樹氷の世界が広がります。散策しながら目の前でその迫力を感じてみて。


地蔵山頂駅から100mほど歩くと首まで雪に埋まった蔵王地蔵尊が出迎えてくれます。

また駅舎の中にはレストランや屋上展望台があり、樹氷を眺めながら食事を楽しんだり、天気の良い日は展望台から蔵王に広がる樹氷原や、遠くに見える朝日連峰や月山など美しい山並みを一望できることも。

 

色とりどりの樹氷が幻想的な「樹氷幻想回廊ツアー」

蔵王では年末から2月末までの期間限定で、樹氷をさらに楽しめる夜のライトアップを行なっています。

ライトアップ期間中には、ナイトクルーザー号に乗り、樹氷原を巡る「樹氷幻想回廊ツアー」も実施されます。ライトアップの鑑賞ポイントではクルーザーから降りて樹氷を目の前で鑑賞することも可能。昼とは違った色鮮やかに照られた樹氷が幻想的です。

「樹氷幻想回廊ツアー」への参加には事前予約が必要です。
http://zaoropeway.co.jp/

※開催日など、詳しくは「蔵王ロープウェイ」ウェブサイトをご覧ください。

 

「山形酒のミュージアム」で美酒に舌つづみ

樹氷鑑賞の後は、湯けむり立ちのぼる蔵王温泉街で日本酒テイスティングを楽しんでみては。

蔵王温泉街にある「山形酒のミュージアム」では県内49の蔵元の日本酒がずらりと並び、入場無料で日本酒の醸造工程などをわかりやすく展示しています。

別料金で日替わりのテイスティングを実施しており、さらに豊富なラインナップから日本酒を購入することも可能です。自分好みの1本を探してお土産に選ぶのも楽しいですね。

蔵王温泉街の散策にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

・山形酒のミュージアム
https://www.zao-sake.com/#sake_museum

 

 


朝日や夕焼けなど時間によっても異なる樹氷の姿を楽しめるので、時間を変えて鑑賞するのもおすすめです。
蔵王には気軽に利用できる日帰り温泉もあるので、美しい雪景色とおいしいお酒、そして温泉まで山形蔵王エリアで一日まるごと満喫しましょう!