多くの人々を魅了する「御釜」を堪能しよう
蔵王観光に訪れるならはずせないのが「御釜(おかま)」。その魅力的な景観から蔵王のシンボルとも言われ、季節を問わず多くの観光客でにぎわっています。
人気スポット御釜の魅力やアクセス方法、スペシャルなツアーなどをご紹介します。蔵王観光を計画されている人はぜひチェックしてみてくださいね。
御釜とは
御釜は1182年の噴火で生まれた火口に、湧き水や雪解け水、雨が溜まることでできた火口湖です。エメラルドグリーンの湖面が美しく、湖水は強酸性で生物は生息していません。
蔵王連峰の中央部にあり、季節や天候、日差しなどさまざまな条件によって表情を変えることから、別名「五色沼(ごしきぬま)」とも呼ばれています。日によって変わる神秘的な姿に魅了され、何度も足を運ぶ人もいるそう。
到着したらまず五色岳展望台へ向かうのがおすすめです。目の前に広がる蔵王連峰の中に、御釜が美しく映える絶景スポットとなっています。
また、見る角度によっても湖面の色合いの変化を感じられるので、展望台からの景色を堪能したら登山道を利用して五色沼の周りを散策してみてはいかがでしょうか。
蔵王には普段なかなか見ることができない高山植物も群生しており、初夏から盛夏にかけて駒草(こまくさ)がきれいに咲き誇ります。登山道を歩きながら小さなピンク色の花を探してみるのも楽しいでしょう。
散策を楽しみたい場合は、登山靴などの歩きやすい靴で行きましょう。岩が転がる山道なので、気を付けて歩いてくださいね。
御釜までのアクセス
山形県側から御釜へ向かうアクセスのご案内です。
【車を利用する場合】
山形自動車道山形蔵王ICまたは東北中央自動車道かみのやま温泉ICから車で約1時間
蔵王エコーライン~蔵王ハイライン(有料道路)を通り「蔵王苅田駐車場(約300台)」を目指しましょう。なお、冬季は積雪により蔵王エコーライン・ハイラインの道路が閉鎖されるため、車で行くことができないので注意しましょう。
・蔵王ハイライン
http://www.miyakou.co.jp/cp/zao/index.php
【蔵王刈田リフトを利用する場合】
リフトで約8分、徒歩で約5分
「刈田駐車場」から有料の「蔵王刈田リフト」が運行しています。高山植物や壮大な景色の中をリフトで登り、5分程歩けば御釜の鑑賞ポイントへ到着です。
刈田駐車場までは、かみのやま温泉から出ている無料のシャトルバス「グリーンエコー号」が便利です。JRかみのやま温泉駅から約30分、刈田駐車場のバス停で下車し乗り場へ向かいましょう。
ドライブで訪れる場合も、無料の駐車場が利用可能。リフトに乗って風や景色を楽しみながら御釜を目指します。
・蔵王刈田リフト(営業期間:4月下旬から11月上旬)
http://www.zaoliza.co.jp/smmr/trekking/kattalift.html
・蔵王ライザワールド「グリーンエコー号」
http://www.zaoliza.co.jp/smmr/access/
「蔵王御釜マジックタイムツアー」で幻想的なひとときを
かみのやま温泉に宿泊するなら、夏季限定の「蔵王御釜マジックタイムツアー」もおすすめ。
夜明け前の早朝に温泉街を出発し、山道をバスに揺られながら約1時間で到着。さらに暗闇の中、貸出しの懐中電灯で足元を照らしながら山岳ガイド誘導のもと山頂に向かいます。
徐々に空が白みを帯び、山頂につく頃には日の出とともに幻想的なマジックタイムを迎えます。天候に恵まれれば、静寂の中、朝日に照らされる幻想的な御釜の姿を見ることができます。
日の出鑑賞の後は「御田ノ神湿原(おたのかみしつげん)」の遊歩道の散策や雲海の鑑賞も待っています。
当日は山道を歩くため登山靴や履き慣れた運動靴で参加しましょう。また、夏とはいえ標高約1600メートルの山頂へ向かうため、アウトドアウェアやウィンドブレーカーといった防寒着を忘れずに。
荷物を気にせず観光を満喫したい人に便利な
「貸切タクシープラン」
もっと気軽に御釜観光を楽しみたいという方には、かみのやま温泉発着の貸切タクシープランはいかがでしょうか。
かみのやま温泉から出発し約1時間で御釜へ到着します。滞在時間は約50分とゆとりのあるタイムスケジュールなので、展望台だけではなく10分ほど歩いて山頂にある「刈田嶺神社(かったみねじんじゃ)」を目指してみるのもおすすめ。
キャリーケースや大きな手荷物はタクシーに乗せたままでいいので、ゆったりと観光を楽しみましょう。
・貸切タクシープラン
https://kaminoyama-spa.com/tour/1004.html
御釜があるのは、蔵王連峰の中央の最も標高の高いエリア。風も強く、地上より気温も下がり春先は雪が残っていることも。天気も変わりやすいので暑い季節でも油断せず、羽織れる服を持って行ってくださいね。
自分に合ったアクセス方法を見つけて、蔵王の絶景を見に行きましょう!